育児中、自分が思っている以上に目を酷使していることに気づいていますか?
夜中に起きたとき、暗い中でスマホを確認する。授乳中にスマホで時間をつぶす。夜泣きが収まってもなかなか寝付けずに画面を見続ける。昼間は赤ちゃんの様子を緊張しながら見守る。
これを毎日繰り返していたら、目が疲れないわけがないですよね。
私自身、息子が生まれてから目の奥の重だるさを感じることが増えました。鍼灸師として「目の疲れには温熱が効く」と知っていたので、ホットアイマスクを取り入れてみたところ、これが想像以上によかったので今回まとめてみます。
育児中はスマホが手放せない場面が多いです。授乳中の暇つぶし、夜泣き対応後の覚醒した頭をなだめるための動画視聴、赤ちゃんの症状をすぐ検索する習慣……。
スマホ画面を近距離で長時間見続けると、目のピント調節を担う毛様体筋(もうようたいきん)が緊張したままになります。これが眼精疲労の主な原因です。
夜間授乳や夜泣き対応のために、深夜に何度も明かりをつけたり画面を見たりすることで、目への刺激が断続的に続きます。さらに睡眠不足が重なることで、目の回復時間が慢性的に不足します。
目の疲れは「寝れば取れる」ものですが、それができないのが育児中の現実です。
スマホや画面を集中して見ているとき、まばたきの回数が通常の約3分の1になると言われています。まばたきは目の表面を涙で潤す動作なので、まばたきが減ると目が乾燥し、疲れやすくなります。
ホットアイマスクで目を温めると、以下のような効果が期待できます。
血行促進 温熱刺激により目の周りの毛細血管が拡張し、血流が改善します。血液は酸素と栄養を運ぶので、疲れた目の筋肉の回復を助けます。
筋肉のリラックス 緊張してこわばった毛様体筋や眼輪筋(目の周りの筋肉)がほぐれます。眼精疲労の「重い・痛い・ぼやける」といった症状の緩和につながります。
リラクゼーション効果 目を閉じて温かさを感じることで、副交感神経が優位になりリラックスモードに入ります。育児中のピリピリした緊張感をほぐすのにも効果的です。
東洋医学では「目は肝(かん)と深い関わりがある」とされています。肝の働きが弱ると目が疲れやすくなる、という考え方です。
目の周りには「攅竹(さんちく)」「睛明(せいめい)」「太陽(たいよう)」といったツボがあり、これらへの温熱刺激が目の疲れや頭部の血流改善に役立つとされています。
ホットアイマスクは目全体を覆うため、これらのツボを広く温めることができます。鍼を使わなくても、温めるだけで「ツボを刺激している」効果が得られるのです。
また、目が疲れたときに後頭部の付け根が凝ることはよくありますが、首・後頭部と目の周りをセットで温めると相乗効果があります。
ひと口にホットアイマスクといっても、種類があります。
メリット
デメリット
育児中の夜間ケアや「今すぐ使いたい」というときに重宝します。コスト面で気にならない方、まず試してみたい方におすすめです。
メリット
デメリット
毎日使うつもりなら、充電式の方が長い目でみてコスパがよいです。温度調整ができるので、「熱すぎる」「ぬるすぎる」を自分好みに合わせられるのも魅力です。
夜の授乳や夜泣き対応のあと 赤ちゃんが再び寝たタイミングで5〜10分使うと、目の疲れをリセットして次の覚醒に備えられます。
昼寝のタイミングに合わせて 赤ちゃんが昼寝したとき、一緒に横になりながらホットアイマスクをつけるのがおすすめです。眠れなくてもリラックスできます。
お風呂上がり 体が温まっているところにホットアイマスクをプラスすると、全身の血行促進とリラックス効果が高まります。
使用時の注意点
「5分でいいから、自分のためだけの時間を作る」ということが、育児中は意外と難しいですよね。ホットアイマスクは、その5分に使うのにちょうどいいアイテムだと思っています。
目の疲れがひどいときは、翌日のパフォーマンスにも影響します。パパ・ママが元気でいることが、赤ちゃんへの一番の育児です。ぜひ自分のケアも忘れずに。
整骨院勤務15年・鍼灸師パパより
「このタイプを使っている」「こんなタイミングで使ってる」など、体験談をコメントで聞かせてもらえると嬉しいです。