夜中に何度も起こされると、さすがに体がきつい。
我が家の息子も生後3〜4ヶ月ごろ、夜泣きのピークがありました。深夜2時に抱き上げて、ゆらゆら歩き回りながら「これはいつまで続くんだろう」と天井を見つめる夜が何日も続きました。
整骨院で患者さんから「夜泣きで寝られない」という相談を何度も受けてきましたが、自分がその立場になると、知識があっても消耗するものだと実感しました。
一般的に夜泣きの原因は「睡眠リズムの未発達」「空腹」「環境の変化」などと説明されます。もちろんそれは正しいのですが、「じゃあどうすればいいの?」という問いへの答えが少し物足りないと感じることがあります。
東洋医学には、これを別の角度から捉える視点があります。
東洋医学で「心(しん)」とは、心臓の働きだけでなく、精神・意識・感情を司る機能全体を指します。
大人でも「心が落ち着かない夜は眠れない」という経験がありますよね。東洋医学的には、それは「心の気(エネルギー)」が乱れているサインです。
赤ちゃんはまだ「心」の機能が未熟です。外からの刺激(音・光・人の感情)をダイレクトに受け取りやすく、心が揺れやすい状態にあります。これが夜泣きの背景にある、東洋医学的な解釈です。
親が緊張していると、抱っこしている赤ちゃんにもその緊張が伝わります。「心」は共鳴しやすいのです。
赤ちゃんに「大丈夫だよ」と声をかけながら、親自身がゆっくり息を吐く。これだけで抱っこの質が変わります。心拍と呼吸は伝わります。
就寝前の1時間は照明を落とし、音を小さくする。テレビや動画は控えめに。「心」を静める環境づくりです。
肩甲骨の間、背骨の上あたりにある「神道」は心を落ち着けるとされるツボです。指の腹で、上から下へゆっくりさするだけでOKです。ごしごしこすらず、「なでる」感覚で。
個人差が大きいですが、多くの場合は生後6〜9ヶ月ごろがピークで、1歳を過ぎると落ち着いてくることが多いです。
ただし「終わりがある」と知っていても、今夜がつらいことに変わりはありません。一人で抱え込まず、パートナーと交代しながら乗り越えてほしいと思います。
うちの息子も今は5ヶ月。夜泣きの波は続いていますが、「この子の『心』が環境に慣れていく過程なんだ」と思うと、少しだけ気持ちが楽になります。
整骨院勤務15年・鍼灸師パパより 夜泣きについて「うちはこんな方法が効いた」「こんな夜が続いてつらい」など、ぜひコメント欄で教えてください。同じ境遇のパパ・ママと情報をシェアできたら嬉しいです。